
英国ブリストル大学に在籍するMatthew Pidden氏と兄弟のThomas Pidden氏が共同製作したロボット「The Revenger」が、4×4×4ルービックキューブを45.3秒で解いてギネス世界記録に認定された。従来記録は2014年に記録された1分18.68秒で、今回はそれを33秒以上短縮したことになる。ギネス世界レコードが2026年3月に公式認定を発表した。
The Revengerは15週間かけて製作された。機構はデュアルウェブカメラを使ったキューブ認識システムと、2本のカスタム製ロボットアームで構成される。ウェブカメラで各面の色を読み取り、近傍のラップトップ上で動く専用アルゴリズムが最短の解法を計算し、アームに動作指令を送る仕組みだ。
「卒業研究のテーマとして記録に挑戦しようと決めた。子供のころからルービックキューブとコンピュータサイエンスが好きで、この2つを組み合わせるのは自然な流れだった」とMatthew氏はギネス世界レコードのインタビューで話している。機体の設計・プログラミングはMatthew氏が、3Dプリントパーツの設計はThomas氏が担当した。
当日は計6回挑戦し、3回目の試技で従来記録を破る55秒を記録した。その時点では満足せず試技を続け、6回目に45.3秒を出した。なお、この記録はあくまで4×4×4(4面×4面の格子)のキューブが対象で、より広く普及している3×3×3(通常のルービックキューブ)の記録は別途存在する。3×3×3でのロボット最速記録はPurdue大学の学生チームが2025年に樹立した0.103秒で、こちらはまばたきより速い。

