Seeed Studioが、超小型のUSB-C開発ボード「XIAO nRF54LM20A」と、センサーを載せた「XIAO nRF54LM20A Sense」を発表した。Nordic SemiconductorのSoC「nRF54LM20A」を搭載し、Bluetooth 6.0をはじめ多くの無線方式に対応する。AliExpressと直営のオンラインストアで予約を受け付けており、出荷は2026年7月15日からとなる。
XIAOは、親指の先ほどの大きさながら本格的なマイコンを載せた、Seeed Studioの小型ボードシリーズだ。今回の2機種は、その最新モデルにあたる。
中核のnRF54LM20Aは、128MHzのArm Cortex-M33に、同じく128MHzのRISC-Vコプロセッサーを組み合わせる。メモリは512KBのRAMと2MBのオンチップNVMを持ち、別に8MBのフラッシュも備える。電源管理には、Nordicの「nPM1300」を載せ、電池での運用に向く。
無線は幅広い。Bluetooth 6.0(Low Energy)に加え、スマートホームの共通規格Matter、メッシュ通信のThreadやZigbee、近距離通信のNFC、Amazonの「Sidewalk」、独自の2.4GHz方式(最大4Mbps)に対応する。GPIOは最大28本を引き出せ、前モデルのnRF54L15より入出力の数が増えた。USB Type-CやRGB LED、外付けアンテナ用のIPEX4コネクターも備える。
「Sense」と名の付くモデルは、デジタルマイクと6軸IMU(慣性計測センサー)を追加で載せる。動きを検知して起きる機能を持ち、音や動きを扱うウェアラブルや常時動作のセンサー機器に向く。
消費電力の低さも特徴だ。深い休止状態での電流は4.76マイクロアンペア、輸送時の待機モードでは0.33マイクロアンペアに抑えた。
開発には、Nordicの開発キットnRF Connect SDKやPlatformIO(Zephyr RTOS)を使う。MicroPythonにも対応するが、Arduino IDEは現状使えない。価格は、標準モデルが8.90ドル(約1440円)、Sense版が14.90ドル(約2410円)。tinyML向けにNPUを載せた「XIAO nRF54LM20B」も、2026年7〜9月期の末ごろの登場を予定している。