家庭用3Dプリンターで出力可能なモジュラー工具箱「ToolStack」がKickstarterに登場

FabScene(ファブシーン)

カナダのプロダクトデザイナーAusten氏が開発した3Dプリンター製モジュラー工具箱「ToolStack」が、クラウドファンディングサイトKickstarterでプロジェクトを開始した。

ToolStackは家庭用3Dプリンターで出力可能な工具・機材収納システムで、引き出し式モジュールを垂直に積み重ねて使用する設計となっている。各引き出しは機械式コネクタで連結され、持ち運び時も一体化した状態を保つ。引き出しサイズはSmall、Standard、Megaの3種類があり、高さもShort、Tall、Extra Tallの3段階から選択できる。

引き出し内部にはモジュラー式のペグ&ホールグリッドシステムを採用し、工具に合わせたカスタムホルダーを配置できる。固定式の収納ではなく工具に合わせた配置が可能な点が特徴だ。各引き出しには印刷可能なラベル用のネームプレート領域があり、積み重ねた状態でも内容物を識別できる。

引き出しには機械式ロック機構を搭載し、持ち運び時に引き出しが開くことを防ぐ。蓋にはキャリーハンドルが付属し、使用しない時は蓋内部に折りたたんで収納できる。

ToolStackはEnder 3やPrusa Mk4といった標準的な家庭用3Dプリンターの造形サイズ(220×220×240mm)に最適化されている。組み立てには市販のネジのみが必要で、専用ハードウェアは不要だ。

プロジェクトページによれば、ToolStackはPrintable Accessoriesの専門エンジニアチームが設計し、各部品は出力テスト、組み立て、検証を経て製品化された。また、Gridfinityシステムと互換性のあるオプションベースを備えており、既存のGridfinityインサートと組み合わせて使用することも可能だ。

キャンペーンではストレッチゴールとして仕切り付き引き出しインサート、ソケットセット収納インサート、壁面取り付けブラケット、ドリルビット収納ビン、コードホルダーインサートなどのアクセサリーが用意されている。バッカーからのアクセサリー提案も募集しており、コミュニティ主導での機能拡張を目指している。

デジタルファイルの配信はキャンペーン終了から約30日後を予定している。ストレッチゴール達成により追加ファイルの製作・テストが必要な場合は、さらに2〜4週間かかる可能性があるという。キャンペーン終了は2026年2月27日。

関連情報

ToolStack: The Modular 3D-Printable Toolbox(Kickstarter)

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