
UberとJoby Aviationは2026年2月25日、電動エアタクシーをUberアプリから直接予約できる新サービス「Uber Air powered by Joby」を発表した。Jobyは2026年内にドバイで初の旅客運航を開始する見通しだ。
Uber Airでは、Uberアプリの行き先入力バーに目的地を入力すると、対象ルートの場合にUber Airが選択肢として表示される。タップ1回で、出発地までのUber Blackによる送迎、空の移動、目的地へのUber Black送迎まで一括で予約できる仕組みだ。
Jobyの機体はeVTOL(電動垂直離着陸機)で、6基のティルトプロペラを搭載する。ヘリコプターのように垂直に離陸したあと、プロペラの角度を変えて固定翼機のように前進飛行へ移行する。最高速度は時速約320km、1回の充電で最大約160km飛行できる。パイロット1名と乗客最大4名が搭乗し、全席から市街を見渡せるパノラマウィンドウを備えた。騒音レベルはヘリコプターより大幅に低く、都市部の環境音に溶け込む水準だとしている。
Jobyはこれまでに累計8万km以上の飛行試験を完了した。米国での商用運航に必要なFAA(米連邦航空局)の型式証明取得は5段階のプロセスのうち第4段階を80%完了、第5段階に12%着手した状態で、引き続き認証取得を進めている。
両社の提携は2019年に始まった。2021年にJobyがUberの空飛ぶタクシー部門「Uber Elevate」を買収し、2025年にはJobyがヘリコプター配車サービスBladeの旅客事業も取得した。Bladeのヘリコプターサービスは2026年中にUberアプリに統合する計画で、eVTOL導入の基盤となる。
展開先はドバイに続き、ニューヨーク、ロサンゼルス、英国、日本を予定している。日本ではANAホールディングスとの合弁事業を通じ、100機以上のJoby機を投入する計画だ。東京を起点に段階的に展開し、2027年の商用運航開始を目指す。2025年10月には大阪万博でANA塗装のJoby S4がデモフライトを実施し、日本の一般市民に初めてeVTOLの飛行を披露した。

