
3Dプリント製のモジュラー式クリスマス列車「The Ultimate Christmas Train」のクラウドファンディングがMakerWorldで公開されている。プロジェクト実行者はraphetsonatelier(Raph)氏で、クリスマスツリーの下に設置して走らせる電動列車システムの3Dデータを開発している。
子供の頃からクリスマスツリーの下で列車を走らせることを夢見ていたというRaph氏が、10年以上の電子工作と3Dプリンターの経験を生かして設計した。2024年のクリスマスに最初のバージョンを完成させており、それをベースに機能を拡張している。
モジュラー式トラックと蒸気を吐く機関車

The Ultimate Christmas Trainは、トラック、機関車、車両、装飾要素で構成される。トラックはモジュラー式で、円形、直線、スロープなど複数の形状を組み合わせて自由にレイアウトを構築できる。現時点で3種類のサイズの円形トラックセットと各種直線トラック、スロープが完成している。
機関車にはモーターとLEDを内蔵し、安価なアトマイザーを使った蒸気発生機構も搭載する。煙突から実際に蒸気が出る仕組みで、給水タンクも備える。車両はキャンディ運搬車、乗客車両、サンタのギフトワゴンなど複数のデザインを開発中で、装飾要素としてツリー、キャンディケーン、スノーマン、トンネル、駅なども予定している。
リモコン操作はBambu LabのCyberbrickエコシステムを通じて対応予定で、パワートレインの再設計も進めている。
リワードは18ドル(約2700円)から。3Dプリント用ファイル(.stl/.3mf形式)、組み立て説明書、部品リストが含まれる。

