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玄武岩の繊維と再生PETGで作る、海に強い大型3Dプリント用の新素材

米ハワイのVoltage Vesselsは、リサイクルしたPETGに玄武岩(バサルト)の繊維を混ぜたコンポジット素材「Eclipse X9」を商用化した。玄武岩は火山岩の一種で、ハワイに豊富にある。さびや薬品に強く、海辺の過酷な環境に向くという。

素材はペレットとフィラメントの両方で供給される。フィラメントは1.75mmと2.85mmの2種類で、卓上のFFF方式プリンターから大型機まで幅広く使える。ペレットは産業用の大型造形機向けで、まとまった量の受託生産にも対応する。

強さにも裏づけがある。米メイン大学の試験では、プリント方向の引っ張り強度が約108MPaに達し、海洋部品でよく使われる基準材料の2倍以上を示した。24か月間海水に浸けても強度の9割以上を保ち、吸水率は0.4%未満だった。さらに、プリントした部品は砕いて再びペレットにし、刷り直せる。素材を捨てずに循環させられる。

用途として見込むのは、船体やブイ、無人艇、海辺のインフラ部品などだ。実証として、全長約7.6mの電動リサーチカタマランをこの素材で設計している。デジタルデータを送れば、必要な場所の近くでプリントできる。そうした分散型のものづくりも狙う。卓上のプリンターでも回せる丈夫なリサイクル素材は、個人の制作でも海や屋外で使うものを作る幅を広げそうだ。

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  • 公式発表(Voltage Vessels)※入稿時に公式URLの確認・追加をお願いします
FabScene編集部

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