Windows XPの壁紙、30年ぶりにほぼ同じ緑の姿で撮影される

FabScene(ファブシーン)

Windows XPの既定の壁紙として10億人以上が目にしたとされる「Bliss」。青い空と緑の丘だけのシンプルな写真だが、2001年のWindows XP発売以来、世界で最も多く見られた写真の一つとされている。

元National Geographicの写真家Charles O’Rear氏が1996年1月、カリフォルニア州ソノマ郡の丘をMamiya RZ67(中判フィルムカメラ)で撮影したもので、Microsoftが2000年に使用権を取得した。当時、丘一面のブドウ畑がフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)の被害で全て撤去された直後で、冬の雨が草を鮮やかな緑に染めていた。偶然が重なった一瞬だった。

撮影後まもなくブドウ畑が再び植えられ、丘の景色は一変した。訪れた人々が「あの丘はもう存在しない」と報告するようになり、Blissは過去のものと考えられていた。

ところが2026年2月18日、Redditユーザーがナパバレーを通過した際に、Blissとほぼ同じ姿の丘を撮影して投稿した。投稿者は「こんな状態は極めてまれだ」としている。通常はブドウの木か枯れた草に覆われている丘が、ちょうどブドウ畑の更新時期と冬の降雨が重なり、30年前と同様の条件が再現されたとみられる。

オリジナルはMamiya RZ67による中判フィルム撮影、今回はスマートフォンによる撮影のため画質の差はあるが、緑の丘と青空の構図はほぼ一致している。雲の形状だけが異なる。

O’Rear氏はNational Geographicで数多くの写真を撮影してきたが、最も記憶に残る作品はBlissだろうと認めている。

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FabScene編集部

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