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天井からワイヤーで吊るしたロボットが部屋を片付ける自作ロボット

子どもやペットがいると、床にはおもちゃや服が次々に散らかる。拾って片付けるのは、地味だが終わらない仕事だ。3人の子の親でエンジニアのNathaniel Nifong氏は、その片付けをロボットに任せようと、天井からワイヤーで吊るした自作ロボット「Stringman」を作った。設計はオープンソースで公開している。

Stringmanは、部屋の四隅の天井にアンカーを取り付け、そこから伸ばした4本のワイヤーで、2本指のグリッパーを宙づりにする。ワイヤーの長さを変えて、グリッパーを部屋のどこへでも動かせる。床を走る車輪型と違い、家具をよけて進む必要がなく、棚の上から床まで届く。腕型ロボットより少ない数のモーターで、部屋全体を作業範囲にできる。

片付け先は、洗濯かごやおもちゃ箱などにクリップ式の目印(タグ)を付けて指定する。散らかった物自体に印を付ける必要はなく、ロボットがカメラで見つけて拾う。拾ってほしくない物は対象から外せる。AIが拾う物の候補を挙げ、画面で足したり消したりもできる。各部はRaspberry Pi Zero 2 Wで動き、映像を母艦のパソコンに送って制御する。

まだ完成形ではない。物を見分けるAIには改良の余地があり、本のような物はうまくつかめない。動いている間はワイヤーが下に垂れるため、部屋にいる人には注意がいる。1時間ほど動かせば、その部屋の散らかりをある程度片付けられるという。

ファームウェアはLeRobotをもとにGitHubで公開し、組み立て手順も用意する。自分で作らずに試したい人向けに、完成済みのハードやキットも自身の会社が販売する。床を走らず、天井のワイヤーで部屋の空間を使うという考え方は、家庭用ロボットの作り方として一つの参考になりそうだ。

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FabScene編集部

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