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GMが使用済みEV電池の金属で新しい電池を製造、正極材の3金属を100%回収材に

米General Motors(GM)と電池リサイクルの米Cirba Solutionsは2026年9月22日、使用済みのEVの電池から取り出した金属を、新しいEVの電池に使う試験的な取り組みを終えた。電池の正極材に使うニッケル、コバルト、マンガンを、すべて使用済みのGMの電池から回収したもので賄った。こうした電池をGMが作ったのは初めてだという。この電池を積んだ最初の車両が9月にラインを出て、顧客に向かっている。

対象になったのは正極材の3種類の金属である。正極材は電池の性能を左右する材料で、これまでは新たに採掘した金属から作ってきた。発表は「100%リサイクル」を正極材のニッケル、コバルト、マンガンについて述べたもので、電池のすべての材料を指してはいない。

まずCirbaが、寿命を迎えたGMのEVの電池パックを分解し、米オハイオ州にある同社の施設へ運ぶ。そこで電池を細かく砕いて処理し、重要な金属を濃縮した黒い粉末「ブラックマス」にする。

回収した金属は、そのままでは新しい電池に使えない。新品の金属と同じ品質の基準を満たす必要があるためだ。両社は別の協力先と組んでブラックマスをさらに精製し、性能を確かめたうえで、新しい正極材に仕立てた。

正極材は、GMと韓国LG Energy Solutionの合弁会社Ultium Cellsで電池のセルになった。GMはそのセルを、米ミシガン州のFactory ZEROと米テネシー州のSpring Hillの工場で、モジュールとパックに組み立てた。

GMで電池の循環を担当するMelissa Flaherty氏は、EVの電池の価値が最初の用途を終えたあとも続くことをこの試みが示したと述べた。CirbaのDavid Klanecky最高経営責任者は、電池のリサイクルが重要な鉱物を閉じた輪の中で供給する価値を示せたとし、供給網や製造、国家の安全保障の強化にもつながると話している。

発表によると、世界で寿命を迎えるEVの電池は、2040年までに1400万個近くにのぼる見通しだという。両社は、回収した金属の再利用が電池の価格を下げ、新たな採掘への依存を減らすことにつながるとしている。

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FabScene編集部

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