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クラウドに送らずAIを動かす名刺サイズの基板、LattePandaが発売

DFRobotのLattePandaチームが2026年9月9日、クレジットカードほどの基板にIntelのLunar Lakeを載せたコンピュートモジュール「LattePanda Mu Ultra」を発売した。価格はCore Ultra 5 226V版が599ドル(約9万2100円)、Core Ultra 7 256V版が699ドル(約10万7500円)となる。

大きさは69.6×60mmで、これまでのMuシリーズと同じだ。従来のMuはAlder Lake-NのN100かCore i3-N305を積んでいたが、今回はLunar Lakeに置き換わった。ピン配置が共通なので、すでにMu用のキャリアボードを持っていれば、モジュールだけを差し替えて性能を上げられる。

数字で見ると差は大きい。226V版は8コア8スレッドで最大4.5GHz、7つのXeコアを持つArc 130Vを積み、CPUとGPUとNPUを合わせたINT8の演算性能は97 TOPSになる。256V版は最大4.8GHz、8つのXeコアのArc 140Vで115 TOPSになる。NPU単体では前者が40 TOPS、後者が47 TOPSだ。

メモリーはどちらもLPDDR5X-8533の16GBをパッケージに直付けする。ここで効いてくるのが、そのうち最大11.6GBをグラフィックス用に割り当てられる点だ。別に載ったVRAMではなく、システムメモリーから切り出す形になる。大きな言語モデルの重みやKVキャッシュを載せる余地が生まれる。226V版の帯域は最大136.5GB/sとしている。

外部との接続はPCIe Gen4が8レーン、10Gbps対応のUSBが2つ、480MbpsのUSBが6つ。GPIOが14本、UARTが3系統、I2Cが3系統、無線カード用のCNVio3が1系統ある。画面はHDMIかDisplayPortを3つと、eDPを1つ出せる。BIOSはAMIのUEFIで、256MビットのSPIに置く。

ストレージは載っていない。NVMeのSSDはキャリアボード側から用意する必要がある。動作環境はWindows 11とUbuntuに対応するとしている。

同社はモジュール単体のほか、Mini Carrier Boardと空冷ファンを組み合わせた開発キットも用意した。DFRobotのサイトでの価格は226V版が643ドル(約9万8900円)、256V版が733ドル(約11万2700円)で、SSDと電源は含まない。想定する用途としてロボット、産業機器の自動化、携行型の計測器、画像認識を挙げている。

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FabScene編集部

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