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何年も充電不要の「核電池」を量産へ、米国初の原子力施設を製造拠点に

放射性同位体の崩壊熱を電力に変え、充電なしで何年も動き続ける「核電池」の量産に向けて、米Zeno Powerが製造拠点を確保した。同社は極限環境向けの小型原子力電源を開発するスタートアップで、従業員は75人を超える。場所は、1957年に米国初の民間原子力発電所として稼働を始めたカリフォルニア州サノールのVallecitos Nuclear Centerだ。2026年6月18日に発表した。

核電池(放射性同位体電源)は、放射性物質が自然に崩壊するときに出す熱を電力に変換する。電子レンジほどの大きさで、太陽光が届かない深海や月面、外惑星の探査機でも途切れずに動く。通常の電池や太陽電池が使えない極限環境向けの電源だ。

Zeno Powerは原子力の廃炉を手がけるNorthStarと提携し、施設内のホットセル(放射性物質を遠隔操作で扱う厚い壁の部屋)を復旧した。鉛ガラスの窓越しにロボットアームで核電池を組み立てる。非放射線作業は始まっており、規制当局の承認を経て放射線作業に移る。

政府顧客への初納入は2027年、本格的な量産は2028年を予定する。米国防総省とNASAから6000万ドル(約97億円)以上の契約を受注済みで、民間を含む総資金調達額は1億3000万ドル(約210億円)を超える。今後3年間でカリフォルニアのトライバレー地域に50人以上を雇用する計画だ。

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FabScene編集部

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