スマートウォッチ「Pebble Classic」の形を約4.3倍に拡大した壁掛け時計が、「bigdub」としてGitHubで公開された。画面には米Barnes & Nobleの電子書籍リーダー「Nook Simple Touch」を使い、分解せずにケースの裏から差し込む。作ったのは英国エクセター在住のJon Barlow氏で、Pebble向けの文字盤「91Dub」の作者でもある。同氏はこの作品を「ファンによる保存プロジェクト」と位置づけている。
ケースは、Pebble社が2013年に公開した公式の3D図面を4.314倍にして作った。裏側の空間は128.5×167.0×38.0mmで、127.0×165.0×12.0mmのNookがそのまま収まる。本体の外形は154.0×48.4×222.1mmで、造形エリアが220×220mmの3Dプリンターでも斜め45度に置けば出力できるという。
文字盤は、Barlow氏が91Dubの元のソースコードと白黒の画像から作り直した。Pebbleの画面は144×168ピクセルで、Barlow氏はこれを4倍の576×672ピクセルに拡大し、600×800ピクセルの電子ペーパーの中央に置いた。整数倍で拡大するので、ドットがにじまない。電子ペーパーには前の表示の跡(残像)が残るため、時計は30分ごとに白黒を反転させて画面を書き直す。Barlow氏は電池残量の表示をその日の残り時間に置き換え、0時に100%、12時に50%を示すようにした。
時計のプログラムは画像72枚を埋め込んだ1つのHTMLファイルで、Wi-Fiにつながずに、Nookのブラウザーで動く。時計をNookに入れるには端末をroot化(管理者権限の取得)する必要がある。手順書ではmicroSDカードから起動するツール「NookManager」で元のシステムをバックアップしてから作業する。
ソフトウェアはMITライセンスで公開されている。ケースの3DデータはCC BY-NC-SA 4.0とされているが、元になったPebble社の3D図面のリポジトリは「All Rights Reserved」と表示し、参照用のファイルだと断っている。リポジトリにはほかのPebbleの文字盤を移すための手順書も含まれる。