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小さな鋳造所にも砂型3Dプリントを、ExOneが「S-Print Pro」を発表

ExOne Global Holdingsが、小規模鋳造所向けの砂型3Dプリンター「S-Print Pro」を発表した。バインダージェット方式で砂型や中子を造形する。設置面積12平方メートル未満で、同社の大型機S-Max Proの精度と再現性を引き継ぎながら、中小規模の鋳造所やパターンショップでも導入できる価格帯を目指した。

造形サイズは1200×750×500mmで、層厚は0.10〜1.00mm。400dpiの新型CoreBoostプリントヘッドでフラン系バインダーをシリカサンドに噴射する。原料はセラビーズやシリコンカーバイドにも対応する。1シフト(約8時間)で1ジョブボックスを処理でき、少量多品種の鋳造や試作、スペアパーツの製造に向く。本体サイズは5250×2255×3100mm、重量は4000kgだ。

オプションのStepX機能は造形中に表面を平滑化し、積層の段差を軽減する。プリントヘッドは交換式で、リコーターもメンテナンスしやすい設計とした。2キャニスター方式によりバインダー交換時のダウンタイムも抑える。

世界の鋳造所の多くは従業員100人未満の中小規模で、産業用バインダージェットはこれまで設備投資と設置面積の面でこうした事業者の手が届きにくかった。S-Print ProはExOne初の「手の届く価格帯の産業機」として位置づけられている。

ExOneは2021年にDesktop Metalに約5億7500万ドル(約930億円)で買収されたが、Desktop Metalが2025年7月に破産申請した後、投資会社Anzu PartnersがExOneと競合のvoxeljetを2025年10月に統合しExOne Global Holdingsとして再出発した。S-Print Proはこの統合後の初の主要製品で、世界500台以上の設置実績を持つ両社の技術を組み合わせた。納品は2026年後半にベータパートナーから開始する。

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FabScene編集部

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