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15cmから20m先まで見えるロボットの目、RealSense新型深度カメラ

ロボットが周囲の障害物を立体で把握する「深度カメラ」の新型「D585 Pro」を、RealSenseがAutomate 2026(シカゴ)で発表した。15cm未満から20m以上まで1台でカバーし、毎秒60フレームの深度映像をリアルタイムで出力する。出荷は2027年第1四半期の予定だ。

D585 Proは独自開発の第5世代SoC(Vision Processor V5)を搭載し、深度エンジン、画像処理プロセッサー、AI推論アクセラレーター、クアッドコアArmプロセッサーを1チップに統合した。前世代のRealSenseカメラに比べて深度精度は2倍以上、近距離性能は競合の2.5倍と発表している。

視野角は120×100度で、深度映像の解像度は1280×960ピクセル。デュアル赤外線プロジェクターとグローバルシャッター、内蔵IRフィルターにより、日光の差し込む屋外でも暗い倉庫内でも設定を変えずに使える。IP65の防塵防水にも標準で対応する。

帯域幅が限られる環境向けに、深度圧縮機能を搭載した。2×2ピクセルのブロックを1つの高精度データ点にまとめ、ストリーミング帯域を約75%削減する。カメラ上で人物検知(ベータ版)も動作し、出荷後のSDKアップデートでビジュアル慣性オドメトリーや占有格子マップの生成機能も追加される予定だ。

Dual RGBモードも備え、30fpsのRGBと30fpsの深度ストリームを同時に出力し、カメラ内部で合成する。ホスト側のCPU負荷を増やさずにカラーと深度を同期させられるため、ヒューマノイドロボットの操作やVLA(視覚言語行動)モデルの学習データ収集に使える。

RealSenseは2021年にIntelが事業の終了を発表した後、2025年7月にIntel CapitalとMediaTek Innovation Fundから5000万ドルの出資を受けてスピンアウトした。

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FabScene編集部

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