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AIの利用枠を映す卓上端末がクラファン、認証情報はPCに残す設計

Fractal Manifoldが、AIのコーディング支援ツールの利用状況を机の上に映し続ける4インチのディスプレイ「Token Monitor」の出資募集を、Kickstarterで進めている。プロジェクト実行者はJorge Muñoz Fuentes氏だ。最も安いスーパーアーリーバードは99ユーロで、Kickstarterの表示では日本円にしておよそ1万8000円になる。配送は2026年11月を予定する。画面に出るのは利用枠の消費と1回のセッションの上限、トークン数、枠が戻るまでの時間、そして費用の見積もりだ。

構成で目を引くのは、利用量の取得を機器にやらせていない点にある。Apache License 2.0で公開されたブローカーをMacかLinuxのパソコンで動かし、そちらがコマンドライン側のログを解析して、提供元のAPIから使用量を取ってくる。ディスプレイはLAN内でそのブローカーに問い合わせるだけで、提供元のログイン情報を自分では持たない。通信にはHMACの署名と再送攻撃への対策をかけ、待ち受けはポート8765に限る。外部へテレメトリーもコードも送らない作りだと同社は説明する。

このブローカーはMCPのサーバーとしても動く。AI側から見ると17個のハードウェア管理ツールが並び、mDNSやUSB経由での初期設定、ESP-IDFの診断ログの表示、Wi-Fi設定の更新、Ed25519で署名したファームウェアの無線更新までを、AIのコマンドラインから指示できる。機器と組み合わせる手順も、AIに専用のコマンドを走らせる形にまとめてある。

ハードウェアはESP32-S3で、デュアルコアのLX7を最大240MHzで動かす。画面は4インチで480×480ドットのIPS液晶、5点までの静電容量式タッチに対応する。無線はWi-Fi 4とBluetooth LE 5に対応する。給電はUSB Type-Cで、AXP2101の電源管理ICを介して1セルのリチウムイオン電池も使え、5時間以上動く。側面には電源と書き込み用のボタンが2つ並ぶ。ファームウェアはLVGLで作られ、Open-Meteoから日の出と日の入りを取って明暗のテーマを切り替える。ブローカーが返す任意のJSONを折れ線や円グラフ、表として並べる自由枠もあり、トークン数以外の値を映す使い方もできる。標準で対応するのはClaude Code、Codex CLI、Antigravity CLIの3つだ。

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FabScene編集部

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