割る・切る・磨くを1台に、所要時間4分——凝りすぎた「全自動割り箸割り機2」

割り箸が変に割れてしまう問題は、箸の形状が一定でないことに起因する。溝の位置がわずかにずれていたり、箸の厚みにばらつきがあったりと、機械化の難易度は見た目より高い。発明家のカズヤシバタ氏がX(@seevua)とYouTubeで2026年4月15日に公開した「全自動割り箸割り機2」は、その問題に正面から向き合った一例だ。ちなみに所要時間は約4分。3分タイプのカップラーメンは若干伸びる。

本機は「ローダー」「クリップ」「カッターサンダー」の3ユニットで構成される。

ローダーユニットはプリンター由来のゴムローラーで箸を送り込む機構で、箸の厚みが最大1.5mm程度ばらついても対応できるようサスペンション機構を上部に搭載している。ローラーを回転させながら跳ね上げることで、箸への当て具合を調整できる。

クリップユニットは本機の設計上の核心で、左右のクリップそれぞれに爪を設けている。箸を挟む際に爪が箸の中央線を超えてから引っかかる構造により、箸がどの位置に入ってきても自動的にセンターに合わせて保持できる。その後、左右クリップが外側に引っ張り、本来の手割りに近い動作を再現する。

カッターサンダーユニットでは丸ノコで接続部に切り込みを入れ、そのままベルトサンダーで断面を研磨してツルツルに仕上げる。粉じんは集塵機を通してダストボックスに回収される。全部品を3Dプリントで製作しており、各ユニットの上下位置は後部のサーボモーターで調整可能だ。

所要時間は約4分。2019年5月製作の初代機から約1年をかけてv2として完成させた。氏は「凝りすぎたので次回はもう少し簡単にしたい」とコメントしている。なお、中央の溝が歪んだエラー品の割り箸は本機でも対応が難しく、挿入前の目視確認が必要とのことだ。

Smiling man with glasses demonstrates a white and orange device on a table, bookshelves in the background.

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