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SnapmakerがU1向けホットエンドを発売、溶かせる樹脂の量を最大87%増

Snapmakerは2026年9月22日、同社の3Dプリンター「Snapmaker U1」向けのホットエンド「Liber High Flow Hotend」を発売した。3Dプリンター部品を手がける中国・深圳のPhaetusと共同で開発したもので、1秒あたりに溶かして送り出せる樹脂の量を、U1に標準で付くホットエンドより最大87%増やした。価格は1個34.99ドル(約5500円)、4個組が119ドル(約1万9000円)になる。

ホットエンドは、フィラメントを熱で溶かし、ノズルから押し出す部分だ。U1は4つのヘッドを交換しながら印刷する機種で、ヘッドごとにホットエンドを1つ持つ。大きな造形物の長い壁や広い内部の充填のように、樹脂を途切れずに出し続ける場面では、ホットエンドがどれだけ速く樹脂を溶かせるかが印刷の速さを左右する。

Liberは、溶けた樹脂の通り道を1本の管ではなく、いくつかの流路に分けている。流路を細かく分けると、樹脂の量に対して熱い壁に触れる面積が増え、熱が樹脂の中心まで届きやすくなる。Phaetusが開発した「Liber」という流路の形をもとに、U1の機構と印刷の手順に合わせて設計した。

同じ消費電力の条件で比べると、送り出せる量は標準のステンレス製ホットエンドよりPLAで66%、ABSで87%、PETG HFで43%多かった。ただし同社は、印刷時間が87%短くなるわけではないと断っている。効果が出るのは、ホットエンドの溶かす力が速さの上限になっている部分に限られる。比較試験では、糸引きや樹脂の垂れも減ったとしている。

詰まりにくさにも手を入れた。ノズルは硬さHV725〜780の焼き入れ鋼に、摩耗に強いDLCの被膜を施した。ノズルの上で熱を遮る部品は継ぎ目のない一体構造とし、内面の粗さをRa0.2μm以下に仕上げて、樹脂が張り付きにくくした。

同社は、U1の周辺機器を他社と組んで増やす方針を示している。SnapmakerのMickey Ke最高執行責任者は、Phaetusのような専門企業の技術を組み合わせることで、利用者の幅広い求めに応えられると述べた。今回のホットエンドはその取り組みの一歩で、今後の協業の土台になるとしている。

価格は地域によって異なる場合がある。

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FabScene編集部

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