スパイラルスプリングまで全パーツを3Dプリントした巻き尺——150cmと60インチの4バリエーション、設計データ公開

FabScene(ファブシーン)  Close-up of three 3D-printed vent modules in red, green, and black with a hexagonal honeycomb lattice.

巻き尺の肝は「自動で巻き戻るバネ」だ。金属製のスパイラルスプリングが縮もうとする力を使って、テープを勢いよく引き戻す。この部品まで含めて完全に3Dプリントで作り上げた巻き尺の設計データを、Ereeb氏がMakerWorldで公開した。

構造はシンプルで、テープ・スプリング・リール・ケースの4点で構成される。本体下部のレバーがロック機構になっており、押している間だけテープが伸びた状態を保てる。テープのバリエーションは150cm(フック付き・ストレートエンド)と60インチ(フック付き・ストレートエンド)の4種類。フック付き端は押し引き両方での計測精度を保つため、標準の巻き尺と同様にわずかに遊びが設けられている。

FabScene(ファブシーン)  Hands hold a red retractable measuring tape extended, with numbers visible against a white textured wall.

目盛りは印刷では再現が難しいため、付属のジグを使ってシャーピーで書き込む方式だ。ジグに目盛り用の突起が並んでおり、マーカーをなぞるだけで等間隔に刻める。工具類や接着剤は不要で、必要なのはマーカーだけというのが設計上のこだわりだ。

素材の選び方にも工夫がある。テープとスプリングにはPLAより柔軟性と耐久性に優れるPETGを第一推奨としており、シルクフィラメントはテープが層間で割れやすいため非推奨と明記されている。現在は25フィート(約7.6m)バージョンも開発中だという。

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Hands hold a red retractable measuring tape extended, with numbers visible against a white textured wall.

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