電子ペーパーのタッチ操作で在庫を増減、M5Stack PaperS3とBLEで作る小規模倉庫の在庫管理システムがオープンソースで公開

FabScene(ファブシーン)

GitHub上でmgudux氏が、M5StackのPaperS3を使った倉庫在庫管理システム「paper-s3-warehouse」をMITライセンスで公開した。

PaperS3はM5Stackが販売するESP32-S3搭載の電子ペーパーデバイスだ。4.7インチ(960×540ピクセル)のタッチ対応電子ペーパーディスプレイを備え、1800mAhのバッテリーを内蔵している。電子ペーパーは電源を切っても表示が残り、消費電力が低いため、倉庫のような常時給電が難しい環境に向いている。

このシステムでは、PaperS3のディスプレイ上に2×3の6区画レイアウトで在庫ボックスの状態を表示する。タッチ操作で各ボックスの在庫数を増減でき、変更はBluetooth Low Energy(BLE)経由でホストPCに送られる。ホストPC側ではBLEゲートウェイがデータを受け取り、PostgreSQLデータベースに保存する。管理画面はDjangoで構築されたWebダッシュボードで、在庫状況をブラウザーから確認できる。

構成要素はPaperS3(ファームウェアはMicroPython)、Bluetooth対応のホストPC(BLEゲートウェイ)、PostgreSQLデータベース、Djangoアプリケーションの4つだ。ファームウェアのソースコードとWebアプリケーションのコードはGitHubリポジトリで公開されている。

個人のMakerスペースや小規模な部品倉庫で、高価な業務用在庫管理システムを導入する前の第一歩として参考になるプロジェクトだろう。電子ペーパーの省電力性とタッチ操作の直感性を組み合わせた点が設計上のポイントだ。

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FabScene編集部

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