
ミュージシャン・ゆーいち(永田雄一)氏が率いるInstaChordが、コードを覚えなくても弾き語りができるギター型の電子楽器「ストラモ」をクラウドファンディングのMakuakeで先行予約受け付けを開始した。先行予約価格は2万4800円(一般販売予定価格2万8000円前後)で、2027年4月末の配送を予定している。
ストラモの基本的な操作は、1〜7の数字ボタンで演奏するコードを選び、右手で弦部分の静電容量センサーを撫でるというものだ。「C」ならドミソ、「G」ならソシレといった和音が、指1本を置くだけで鳴る。メジャーとマイナーを切り替える「スワップ」ボタンや♭ボタンとの2ボタン同時押しで、複雑なコードにも対応できる。キーを設定すると曲に合ったコードが各ボタンに自動で割り当てられるこの仕組みには国際特許を取得している。また、ウェブ上のコード譜のアルファベット記号を数字に自動変換する無料アプリ「KANTANコード」と組み合わせれば、好きな曲の楽譜をそのまま演奏に使える。
スペックは全長38cm(ウクレレの約50cmよりも小さい)、重さ450gと軽量。5W内蔵スピーカーを備え、スチールギター、ナイロンギター、ウクレレ、エレキギター(3種)、エレクトリックピアノの計7種類の音色を選べる。6.35mmジャックでヘッドホンやギターアンプに直接接続でき、バッテリーはパナソニック製の18650型(2100mAh)を採用し5時間以上の連続動作を見込む。バッテリーは市販品と交換可能だ。
同社の前作「インスタコード」は4万円台の電子楽器として累計1万台以上を販売し、iF Design Award 2023の受賞で広く知られるようになった。ストラモはそこから価格と操作をシンプル化した入門向けモデルで、MIDI出力やソロ演奏には対応しない代わりに弾き語りに絞って設計した。「楽器を弾いてみたかったという気持ちを、価格で諦めさせたくない」という思いから設計をゼロから見直したという。

