ドローン向けのラズパイCM5基板が発売、抜けにくい端子で統一

米ARK Electronicsが、Raspberry Pi Compute Module 5を機体に載せる基板「ARK Just A Pi」を発売した。価格は335ドル(約5万4000円)。CM5本体とmicroSDカードを同梱した版は475ドル(約7万6000円)だ。

狙いはドローンと自律ロボットへの搭載にある。基板の寸法はCM5と同じで、機体内部の限られた空間に収まる。自動操縦装置とそのままつなげる設計だと同社は説明する。

配線の作法が一般的なシングルボードコンピューターと違う。USBもイーサネットもシリアルも、抜けにくいJST-GHという小型コネクターで統一してある。振動する機体では、標準のUSB端子やRJ45が外れる恐れがある。ドローンの自動操縦装置が同じコネクターを使っており、ケーブルを差し替えずに済む。

イーサネットは2口あり、基板上のスイッチにつながる。ただし速度は100Mbpsに留まる。カメラのMIPI CSIも2口ある。拡張はPCIe x2をFFCで引き出す。いずれもRaspberry Pi 5と同じピン配列だ。ほかにmicro HDMIとUSB-C、シリアルとGPIOを兼ねる4系統を備える。電源は5Vで2A以上が必要になる。

NDAA準拠を同社は前面に出す。米国防権限法には、政府の調達で特定の中国製部品を排除する条項がある。ドローンの業界では、この条項に適合するかどうかが受注の条件になる場面が増えた。同社は基板を米国で製造し、同梱するmicroSDXCもNDAA準拠品を選んでいる。

Compute Module 4にも対応するが、CSI1、UART2、USB-C、PCIeポート、ファンなどサポート外の機能がある。手持ちのCM4を流用する場合は事前の確認が必要だ。

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