
同人ハードウェアサークルのFLINTは2026年10月8日、赤外線リモコンのボタンからパソコンのキー入力やマウス操作を送れる「FLINT マクロ・リモコンキーボード」を発売した。スイッチサイエンスでの委託販売で、価格は6800円(税込)だ。
製品は、USB Type-Aの端子に挿すUSBメモリー型の本体と、17キーの赤外線リモコンの組み合わせだ。リモコン用のコイン電池(CR2025)も付く。リモコンの各ボタンに、文字入力やショートカットキー、マウス操作、待ち時間を組み合わせた一連の操作を登録できる。パソコンからはUSB接続のキーボードとマウスとして認識され、プレゼンテーションのページ送りや、動画編集・配信アプリのショートカット、音量調整などに使える。リモコンの信号を受けられる距離は約5mとしている。
ボタンの設定は、パソコン版のGoogle ChromeかMicrosoft Edgeで開くWebの設定ツールで編集し、内容は本体に保存する。専用ソフトのインストールやプログラミングは要らない。書き込んだ後は設定ツールを閉じても使え、別のパソコンに挿しても設定を持ち運べる。文字入力は半角英数字が基本で、日本語入力の状態によって結果が変わる場合があるという。
本体のマイコンはRP2040で、2MBのフラッシュメモリーを積む。Arduino IDEやPico SDKで独自のプログラムを書き込めるため、赤外線受信の学習や、リモコンで操作するUSB機器の試作にも使える。書き換えると出荷時のマクロ用ファームウェアは消えるが、同サークルのWebサイトで配布するファームウェアを書き込めば元に戻せる。
同サークルによると、開発の出発点は、USBドングル型のマイコンボードに手軽に入力手段を足したいという考えだった。本体に多くのスイッチを載せると基板やケースが大きくなり、無線通信を加えるほど大掛かりにもしたくなかったため、安くてボタン数の多い赤外線リモコンを入力に選んだ。付属のリモコンは汎用の赤外線信号を使うため、ほかのリモコンの操作に反応する場合がある。同サークルは説明書で、誤操作が許されない用途には使わないよう注意を促している。

