
文字を組み合わせて描く「ASCIIアート」の魚が泳ぐ小さな水槽を、安価なタッチ画面付きのマイコンボードで作ったプロジェクトを、「isotropy」と名乗る製作者が公開した。画面に触れると餌をまける、机に置く電子工作の水槽だ。
使ったのは、「CYD(Cheap Yellow Display)」と呼ばれる、2.8インチの画面とタッチ機能をマイコン(ESP32)に載せた基板だ。安く手に入り、電子工作で人気がある。製作者は、これを古い端末画面のスクリーンセーバーのような見た目の水槽に仕立てた。時計でもあり、スクリーンセーバーでもあり、小さな飾りでもあるという。
画面をタップすると餌のフレークが落ち、近くの魚が追いかける。泡や海藻が揺れ、海藻の揺れ方や長さ、ばらつきは調整できる。タコやタツノオトシゴが時おり横切り、その登場頻度は1時間に1〜60回の範囲で選べる。
画面に時計を出すこともできる。手動で時刻を合わせるか、インターネットの時刻(NTP)に同期する方式を選べ、12時間/24時間表示や時間帯(タイムゾーン)、時計の色も変えられる。Wi-Fiの設定は本体だけででき、ネットワークの検索や、画面上のキーボードでのパスワード入力に対応する。設定はESP32の保存機能で電源を切っても残る。
製作者にとって、この種の作品は初めてだという。プロジェクトはオープンソースで、ブラウザから書き込めるWebの書き込みツールやソースコードを公開している。外装は3Dプリント用のデータがMakerWorldにあり、製作者はその後も機能を加えた新版を公開している。

