Arduino、Hugging Face連携可能な開発ソフト「App Lab」新版を公開

Arduinoは2026年10月22日、ボード「UNO Q」「VENTUNO Q」向けの開発ソフト「Arduino App Lab」の新版0.11を公開した。作ったアプリを1つのファイルにまとめ、ほかのボードへそのまま入れられる「App Release」機能を加えたほか、VENTUNO Q上で人の姿勢を推定する機能や、Hugging Faceの言語モデルを取り込む機能を追加した。

App Labは、UNO Qなどで動くアプリを作るための開発ソフトだ。画像認識などの機能を、「Brick(ブリック)」と呼ぶソフトウェアの部品として組み込める。

App Releaseは、アプリを依存関係ごと固定し、変更できない形のファイルにまとめる機能だ。スケッチは事前にコンパイルしておくため起動が速くなり、AIモデルのように外部から取得するものはインストール時にダウンロードされる。同社によると、従来のエクスポート機能が共有向けだったのに対し、App Releaseは同じアプリを同じ状態で配ることを目的とする。インストール先には、「Works with Arduino」プログラムに参加する他社の対応ハードウェアも含まれる。

新しく加えた姿勢推定のBrickは、VENTUNO Q上で動き、人の体の17点の骨格を最大毎秒10フレームで追跡する。立つ、座る、腕を上げるといった標準的な姿勢を判別するほか、例となる写真をフォルダーに分けて置くだけで独自の姿勢も定義できる。別に学習させる工程は要らないと同社はしている。

言語モデルを扱うBrickでは、Hugging Faceのモデルを、IDかURLを指定して取り込めるようになった。App Labは互換性を確かめ、量子化(モデルを軽くする処理)の方式を選ぶ。

スマートフォン用のArduinoのアプリは、マイクとIMU(加速度などを測るセンサー)のデータをApp Labへ送れるようになった。同社はこれを、スマートフォンをセンサーボードとして使う機能と位置づける。

同社はUNO Q向けに、近くのWi-Fi、携帯電話、Bluetoothの電波から位置を求めるQualcommの測位サービスを試せるBrickと作例を加えた。

同社はエディターの横に、文章で指示するとAIが開いているアプリやファイルを参照してコードを書き換える画面も設けた。

App Lab 0.11は、Arduinoのソフトウェアのページからダウンロードできる。

関連情報

fabsceneの更新情報はXで配信中です

この記事の感想・意見をSNSで共有しよう
  • URLをコピーしました!

最新記事

YouTube / PodCast

【PR】読んで役立つ注目記事

目次