無垢オーク材のオープンソースePaperダッシュボード「EKOS」、クラウド不要

フランスのEKOSが、無垢のオーク材とアルミで作るオープンソースのePaper(電子ペーパー)ダッシュボード「EKOS」を、クラウドファンディングのKickstarterで公開した。クラウドに頼らず手元のネットワークだけで動き、設計図とソースコードを公開するとしている。出荷は2026年12月を予定する。

EKOSは、光って自己主張する画面や、サブスクで縛る端末への対抗を掲げる。電子ペーパーは画像を保つのに電力をほぼ使わず、明るい場所ほど見やすい。外部のサーバーやアカウントを介さず、機器が自分でデータを取りに行くため、情報は自宅のネットワークの中にとどまるとしている。天気やカレンダー、株価や為替、スマートホームの操作盤など、表示する内容は利用者が組み替えられる。

種類は2つある。「EKOS Pure」は触れずに眺める静かな表示に振り、操作は2つの物理ボタンに任せた。「EKOS Sense」は画面に静電容量式のタッチ層を重ね、画面を直接たたいてスマートホームの場面を切り替えたり、項目を確定したりできる。

頭脳には、電子工作で広く使われるESP32-S3(16MBのフラッシュ、8MBのPSRAM)を積む。画面は7.5インチ(800×480ドット)の電子ペーパーで、内蔵する4000mAhの電池とスリープ制御で、1回の充電で数週間動くとしている。温度や湿度、気圧を測るセンサー(BME280)や、Micro SDスロット、拡張用の16ピンのポゴピン端子も備える。ソフトはグラフィックスライブラリのLVGLで描き、アプリを使わずに、機器内で動くローカルAPI(OpenAPI/Swagger)へcurlや自作スクリプトから指示を送れる。

長く使えることも売りにする。本体は4本のねじで開けられ、接着剤を使っていないため、内部に手が届く。電池は一般的なコネクター付きのリチウムポリマーで、数年後に劣化しても自分で交換できるとしている。設計図とソースコードを公開し、オープンハードウェアとして改造や修理を促す。製造はノルマンディーの自社工房で、1台ずつ組み立てるという。EKOSは、量産に向けてKickstarterで支援を募っている。

関連情報

Wall-mounted wooden-framed digital calendar displaying Monday the 16th, weather icons, and upcoming events.

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