ラズパイで旧車用GPS計器を自作する「Pi GPS Speedometer」

旧車のメーターは味があるが、GPSのような今どきの表示は望めない。FandIguy氏が公開した「Pi GPS Speedometer」は、Raspberry Piを使って、車内に据えるデジタルの計器画面を自作する試みだ。旧車のスピードメーター代わりや、自作ガジェットを車に組み込むビルドを想定している。

電源を入れると、デスクトップ画面を経由せず、いきなり計器の表示が立ち上がる。頭脳はRaspberry Pi 5で、Pi 4でも動く。USB接続のGPS受信機から、速度や進行方向、高度、測位の状態を受け取り、リアルタイムに表示する。画面は、7インチで1024×600のHDMI液晶を使う。

表示できる情報は幅広い。速度計に加え、時速0マイルから60マイルまでの加速タイムを計り、上位5件を記録するランキング機能を持つ。OpenStreetMapのデータをあらかじめ取り込んでおけば、通信なしで、走っている道路の制限速度や、市の名前と通り名も表示できる。GPSの信号強度を示すバーも備える。

工夫が要ったのが、画面の表示まわりだ。Raspberry Pi 5は、映像を扱う部品が2つに分かれており、片方は画面出力を持たない。何も対策しないと、表示ソフトが誤って出力のない方を掴み、画面が真っ黒なまま何のエラーも出ないという。FandIguy氏は、正しい方を指定する設定や、起動時に自動でログインして画面の制御権を得る仕組みを、インストーラーに組み込んで自動で片付くようにした。

GPS受信機がつながっていないときは、シミュレーションモードで動く。キーの上下で速度を仮に動かせるので、車に積む前に、机の上で表示を確かめられる。Pi GPS Speedometerは、プログラムやインストーラー、設定一式がGitHubで公開されており、ライセンスはMITだ。

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