
BIGTREETECHは、3Dプリンターの周辺の空気を見張る8-in-1の空気質モニター「Panda Sense Pro」を発売した。ブランド名はBIQU。微小な粒子やガスなど8つの項目を同時に測り、Klipperという制御ソフトを使う3Dプリンターや、スマートホームの仕組みと連携できる。価格はAliExpressで79.99ドル(約1万3000円)、公式ストアで89.99ドル(約1万4500円)だ。
樹脂を溶かして造形する3Dプリンターは、材料によっては微小な粒子や、においのもとになる揮発性の物質を出す。Panda Sense Proは、こうした空気の汚れを見張るために、性質の異なる3種類のセンサーを組み合わせる。レーザーで微小な粒子を数えるセンサー、赤外線で二酸化炭素を測るセンサー、化学反応でホルムアルデヒドを検知するセンサーだ。
これらを使い、PM2.5とPM10という2種類の微小粒子、二酸化炭素、ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物、空気質の総合指数、温度、湿度の8項目を、リアルタイムで測る。本体には3.5インチのカラー液晶を備え、その場で数値を確認できる。24時間と30日ぶんのデータを記録し、変化を後から追える。
3Dプリンターとの連携が、この製品の特徴だ。Klipper向けの管理ソフトMoonrakerに対応し、FluiddやMainsailといった操作画面に、測った数値を表示できる。スマートホームの基盤Home Assistantとも、MQTTという通信方式でつながる。たとえば揮発性物質が一定の濃度を超えたら、換気扇や空気清浄機を自動で動かす、といった使い方ができる。
中身のマイコンにはESP32-WROOM-32Eを積み、2.4GHzのWi-Fiで通信する。給電はUSB Type-Cだ。ケースの設計データはオープンソースとして公開され、利用者が好みの形の外装を3Dプリントできる。プリントする現場の空気を数値で見張り、環境の管理まで自動化したい人に向けた製品だ。なお、技適やPSEなど、日本国内での使用に必要な認証を取得しているかどうかは、本稿の時点で確認できなかった。

