B&Oの旧型オーディオを今の純正アプリで操作、ラズパイ1台をつなぐソフト公開

A phone, a Raspberry Pi, a classic music system and network speakers

昔のBang & Olufsen(B&O)の音響システムにラズパイをつなぐと、同社の今のスマートフォンアプリから操作できるようになる。鳴っている音楽は、家じゅうのネットワークスピーカーに広げられる。そんなソフトウェア「beo」が2026年10月12日にGitHubで公開された。作ったのはデンマークのTobias Laursen氏で、B&Oとは関係のないプロジェクトだと明記している。

B&Oは、1925年にデンマークのStruerでPeter Bang氏とSvend Olufsen氏が創業したオーディオメーカーだ。同社は自らを高級オーディオのブランドと位置づけ、2025年に創業100年を迎えた。

同社の昔の音響システムは、「Master Link」という同社独自の有線接続で機器どうしをつなぐ。これをネットワークに載せる純正の方法として、同社は変換器「NL/ML Converter」を販売している。Laursen氏はREADMEで、beoはそれを自分で作りたい人のための代わりだと書いている。

beoを入れたラズパイは、今のB&O製品としてふるまう。ラズパイを音響システムのMaster Link端子につなぐと、アプリにも家の中のほかのスピーカーにも、ラズパイが普通の製品として見える。音響システムの中身には手を加えない。

同氏が実機で確かめたのは「BeoSound 9000」だ。音響システムに入っているディスクがアプリに並び、選んで再生、一時停止、曲送り、音量の操作ができ、再生中の曲もアプリに出る。ディスクの音をネットワークスピーカーに広げると、同じタイミングで鳴る。逆に、ネットワークの音楽を昔の音響システムで鳴らす機能や、ラズパイ自体をスピーカーにする機能は、まだ試験段階だ。

試すには、ラズパイ(同氏はRaspberry Pi 3B+で試した)と、Master Link用の接続基板が要る。同氏が試した基板「MasterDataTool v1」は、すでに販売を終えている。後継のv2は通信の方式が違い、コードを直さなければ動かない見込みだという。BeoSound 3000など4機種もインストーラーで選べるが、いずれも実機では試していない。

ライセンスはApache 2.0だ。同氏によると、作業時間の目安は1時間で、Pythonの知識は要らず、SDカードへの書き込みと数行のコマンド入力ができればよいとしている。

関連情報

¥19,200 (2026/10/14 08:38時点 | Amazon調べ)

fabsceneの更新情報はXで配信中です

この記事の感想・意見をSNSで共有しよう
  • URLをコピーしました!

最新記事

YouTube / PodCast

【PR】読んで役立つ注目記事

目次