
フォーチュンクッキーの中にマイコンを詰め込んだら――そんな思いつきから、「Choice_Border_8904」と名乗る製作者が、振ると占いが表示される小さなガジェット「eFortune Cookie」を作り、公開した。電子ペーパーの画面を備え、キーホルダーに付く大きさだ。
本体を振ると、画面にランダムな占いの言葉が表示される。Wi-Fiにはつながず、本体だけで動き、3000種類を超える文言を内蔵する。側面のボタンで、サイコロを振る機能と、コインを投げる機能にも切り替えられ、振ると結果が出る。
製作者は、専用の基板(PCB)を起こさず、市販のモジュールを組み合わせて作った。中心に使ったのは、Seeed Studioの「XIAO ePaper Display Board(EE05)」だ。これは、マイコンのXIAO ESP32S3 Plusに、電池の管理機能(BMS)と電子ペーパーの駆動回路を1枚にまとめた基板で、価格は10ドル(約1600円)ほど。これに1.54インチの電子ペーパー画面を組み合わせた。
振ったことを検知するのは、GY-521という動きをとらえるセンサー(ジャイロセンサー)だ。電源には小さなLiPo(リチウムポリマー)電池を使う。小さくまとめるのが難しく、センサーと電池を駆動基板の裏に置いて収めた。筐体はFusion 360で設計し、3Dプリンターで作る。前面は、模様の付いたビルドプレートで凹凸を付けて印刷した。
製作者は、回路図やコード、3Dデータ、組み立て手順をInstructablesで公開している。マイコンや電子ペーパーの駆動基板、センサーを別々にそろえて作る方法もあるとしている。

