
スマートフォンやタブレット、パソコンを、USBケーブル1本とブラウザだけで遠隔操作できる小型機器「Comet Q」を、GL.iNetがクラウドファンディングのKickstarterで公開した。手のひらに収まる円盤型で、操作する側に専用ソフトやドライバーを入れる必要がない。
この種の機器は「KVM」と呼ばれ、もともとはデータセンターのサーバーを遠隔で操作・保守するために使われてきた。Comet Qは、操作したい機器のUSB-C端子に挿すだけでよい。1本のUSB-Cケーブルで映像と電力、操作の信号をまとめて受け渡し、別のUSB-C端子から、操作される機器に給電もできる。手元のパソコンやスマホのブラウザから、Wi-Fi経由で画面を見て操作する。
対応するのは、USB-C端子が映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応した機器だ。iPhoneは15以降、iPadやAndroidのスマホ、MacBookやMac mini、多くのWindowsノートで使える。GL.iNetは、iPhoneに対応するKVMは世界初だとしている。これまで難しかった、WindowsのパソコンからiPhoneを操作する使い方ができる。
本体は直径70mm、厚さ22mmの円盤型だ。1.8インチのタッチ画面を備え、本体だけでIPアドレスの確認などの設定ができる。中身はArmのデュアルコアのプロセッサーにメモリ512MBで、Wi-Fi 6に対応し、Linuxで動く。操作はブラウザのほか、専用アプリ(Windows、macOS、Android、iOS対応)からもできる。
価格は、早期の支援枠で79ドル(約1万3000円)、クラウドファンディング後の通常価格は129.99ドル(約2万1000円)。別に送料がかかる。出荷は2026年8月ごろを見込む。

