Seeed、電池で最大2年もつ電子ペーパーの表示キット2種を発売

中国Seeed Studioは2026年11月3日、オープンソースのプロジェクト「OpenDisplay」と共同開発した電子ペーパーの表示キット2種を、同社のブログで発表した。4.26型モノクロの「OpenDisplay 4.26″ Mono Kit」と、7.3型カラーの「OpenDisplay 7.3″ Color Kit」で、どちらも組み立て済みで届く。Bluetooth Low Energy(BLE)でつなぎ、スマートホームを管理するソフト「Home Assistant」の情報を表示できる。

OpenDisplayは無線で書き換える電子ペーパーの表示器向けに、ファームウェア、通信の手順、ツールをそろえるプロジェクトで、コミュニティ「OpenEPaperLink」から生まれた。同プロジェクトはファームウェアをGPL-3.0ライセンスでGitHubに公開している。Seeedは2026年に自作向けの作り方を公開して画面サイズの投票を募っており、今回はその選択肢にあった2サイズを製品にした。

2種ともSeeedの小型マイコンボード「XIAO nRF52840」を使った電子ペーパーの駆動基板、2000mAhの充電池、3Dプリントの白い筐体を備える。ファームウェアは書き込み済みだ。Seeedによると、ESP32を使った電子ペーパーの表示器の多くは更新の合間に無線を切る。これに対し今回のキットはBLEを低い消費電力で待ち受け続けるため、電源が入っていて電波の届く範囲にあれば、いつでも新しい画像を送れる。

4.26型は800×480ドットのモノクロで、白黒のほか4階調の表示にも切り替えられる。白黒の表示では画面の一部だけを書き換えて更新を速くできる。15分ごとに更新した場合、電池は最大2年もつ。7.3型は800×480ドットのカラーで、黒、白、赤、黄、青、緑の6色を表示する。2時間ごとに更新した場合、電池は最大1年もつ。

電源を入れると、画面に機器のIDとQRコードが出る。QRコードを読み込んで開くブラウザーのツールから、BLEで画像を送れる。Home AssistantやWi-Fiがなくても使える。Home Assistantにつなぐ場合は、公式の連携機能を設定すれば機器が自動で見つかり、自動化の設定で表示を更新できる。電波が届かない場所には、ESPHomeのBluetoothプロキシで範囲を広げられる。Pythonで画像を送るためのライブラリー「py-opendisplay」もMITライセンスで公開されている。

価格は4.26型が39.90ドル(約6300円)、7.3型が75.90ドル(約1万2000円)だ。7.3型は10個以上まとめて買うと1個69.90ドル(約1万1000円)になる。Seeedの公式ストアとAliExpressで販売している。

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