
Luxonisが、AIビジョンカメラ「OAK4」向けの産業用I/O拡張モジュール「M8 Controller Box」を試作品として販売し始めた。カメラのM8コネクターに接続すると、16本のGPIOとパワーリレー4個、CAN、RS232シリアル、USB Type-Aが加わる。
OAK4はカメラ単体で推論まで済ませられるが、その判定結果を機械の動きにつなげるには別のコントローラーが要る。M8 Controller Boxはその間を埋める。接続に使うM8は、産業機器で広く使われる円形の小型コネクターの規格にあたる。ホストコンピューターを介さずに、モーターの制御を起動したり、PLCの状態を読んだり、アクチュエーターを切り替えたり、照明を制御したりできる。同社はこれを、カメラを物理世界と直接やり取りする制御ハブに変える装置だと位置づける。
ただし現時点の位置づけは「PR1」と呼ぶ試作段階にある。同社は、プロトタイプ製品がいずれも認証を受けていない評価キットであり、購入すると管理された非住宅環境での専門家および開発者用途に限ると了承したことになると明記している。規制上の認証は一切持たず、最終製品への組み込みや再販、消費者向けの用途は想定していない。仕様や挙動、供給の状況も開発の進行に応じて変わりうるとしている。
価格は249ドル(約4万1000円)で、同社のストアが扱う。出荷は2026年8月21日を予定する。返金保証は60日間を設ける。
運用面では、同社のクラウドサービスLuxonis Hubと組み合わせられる。遠隔からの監視やライブ配信、アプリの配信と導入、アプリストアの利用に対応する。同社はプロトタイプアクセスという枠組みを設けて、開発途上の製品を完成前に開発者の手元へ届ける形を採っており、M8 Controller Boxもその1つにあたる。

