
独Azumeは手持ちの腕時計の裏ぶたに貼り付けて心拍や睡眠を記録する厚さ2.8mmのセンサー「Azume One」の支援をKickstarterで募っている。センサーに画面はなく、記録はスマートフォンのアプリで確かめる。Kickstarterでの価格は109ユーロ(約1万9000円)からで、同社のWebサイトでは149ユーロ(約2万6000円)で予約を受け付けている。
Azumeはミュンヘンで4人の創業者が立ち上げ、2025年にこのセンサーの開発を始めた。同社はブログで、一般的なウェアラブル端末は通知の振動や点灯で利用者の注意を日常から引き離すと指摘し、その逆を選んで画面をなくしたと説明している。気に入った腕時計を着けたまま、健康の記録も取れるようにするのが狙いだという。
Azume Oneは直径30mm、厚さ2.8mm、重さ5gだ。同社によると、微細な吸盤状の表面で裏ぶたに張り付くため接着剤は要らず、はがしても跡が残らない。別の時計への付け替えもできる。同社は時計を外して寝るときのために、センサーだけを手首に着けるバンドも付ける。製品にはセンサーとバンドのほか、充電台とUSB Type-Cのケーブルが入る。
記録するのは心拍数と心拍変動、睡眠、ストレス、活動量だ。電池は最大48時間持ち、約30分で充電できる。通信はBluetooth 5.4で、防水性はあるが水泳には使えない。同社はアプリのiOS版とAndroid版を無料で配り、月額の料金はかからないとしている。
同社はAzume Oneを医療機器ではないと明記しており、測った値は健康管理の目安や情報として使うものだと説明する。Webサイトには、日本の技術基準適合証明(技適)の取得についての記載がない。
腕時計の裏ぶたに付けるセンサーはほかにもある。米サンノゼのHiydは厚さ2.7mm・直径25mmの「HIYD」を2026年11月にKickstarterで募集を始めるとしている。HIYDは電池が4日持つとうたい、早期支援の価格を199ドル(約3万1000円)としている。Azume OneのKickstarterでの募集は2026年11月30日まで続く。

