
台湾のMuherzが、レールやガントリーを持たない卓上CNC「GORDIX」をKickstarterで公開した。本体を8本のベルトで動かす駆動方式を採り、CNC切削とレーザー彫刻、ペン作図の3役を1台でこなす。本体は約4.3kgと軽く、使わないときは棚にしまえる。
一般的なCNCは剛性の高いレールとガントリーで刃物を動かすため、専用の設置スペースと重い本体が必要だった。GORDIXは8本のベルトを張って本体を作業面上で動かす方式を採り、任意の板材をそのまま加工台にできる。最大加工エリアは4×8フィート(約1220×2440mm)で、合板1枚をまとめて削れる。位置精度は±0.5mm、切削深さは約30mm。切削用のスピンドルは付属せず、市販の65mm径トリムルーター(Makitaなどと互換)を別途取り付ける。
付属のVビットを使えば3Dレリーフの彫刻もでき、別売のレーザーモジュール(出力10W)に付け替えると厚さ3mmの木材を切断できる。プロッターモジュールを取り付ければ、原寸の図面やテンプレートを材料へ直接描ける。設計データは専用Webツール「GORDIX Studio」が画像から機械可読のデータに変換し、Fusion 360やVCarveで作ったGコードの読み込みにも対応する。
価格は早割のSuper Early Birdが1890ドル(約30万円)。本体に各モジュールを加えたフルキットは1990ドル(約32万円)で、レーザーモジュールは単体250ドル(約4万円)。Muherzは2017年のマイクロレーザー彫刻機「Cubiio」以降、レーザー機器を手がけてきたメーカーで、発送は2026年9月以降を予定する。

