M5Stack、ケースを自作できる電子ペーパーキット「PaperDIY」販売開始

M5Stackは、4.7インチの電子ペーパーとマイコン「ESP32-S3」を組み合わせた開発キット「PaperDIY」の販売を、同社の公式オンラインストアで始めた。基板と画面、電池をむき出しのまま組み合わせた「Assembly Kit」と、3Dプリントのケースに組み込み済みの「Complete Kit」の2種類がある。ス

Assembly Kitは、主基板、電子ペーパー、140mAhの電池、画面を押さえるアクリル板の組み合わせだ。同社はこれを「オープンな構造」とし、外装を利用者が自分で設計する使い方を想定している。Complete Kitは、PLAで3Dプリントしたケースに工場で組み込んだもので、同社はケースの3DデータをGitHubで公開している。利用者はケースを印刷し直したり、形を変えたりできる。

マイコンはESP32-S3のモジュールで、フラッシュメモリーは16MB、PSRAMは8MB、無線はWi-Fiに対応する。画面は960×540ドット、16階調の電子ペーパーだ。本体は、microSDカードのスロット、USB Type-Cの端子、電源ボタン1個とユーザーボタン2個を備え、電源管理ICには同社の「M5PM1」を使う。寸法と重さは、Assembly Kitが115.3×62.5×5.5mmで26.4g、Complete Kitが120.0×68.2×6.3mmで43.1gとなっている。

本体は拡張用に、0.5mmピッチ・12ピンのFPCコネクターを2個備える。公式ドキュメントによると、1個はデジタル音声の伝送に使うI2Sの信号を、もう1個は周辺機器との通信に使うSPIの信号を出す。同社は開発環境として、Arduino向けにM5Unified、M5GFX、M5PM1のライブラリーを用意し、ESP-IDF向けには工場出荷時のファームウェアのソースコードを公開している。同社は用途として、机の上に置く情報表示、電子ラベル、Makerの工作、組み込み機器の学習を挙げている。

同社の電子ペーパー端末「M5PaperS3」は同じ電子ペーパーのパネルを使い、静電容量式のタッチパネルと1800mAhの電池を内蔵する。PaperDIYの公式ドキュメントにタッチパネルの記載はなく、入力に使えるのは電源ボタンとユーザーボタンの計3個だ。

価格は、Assembly Kitが25ドル(約3900円)、Complete Kitが29.90ドル(約4700円)だ。

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