離れたPCをBIOSから遠隔操作、USBメモリーサイズの「Linkr」

中国のRadxaが、離れた場所のパソコンを操作する装置「Linkr」を発表した。大きさはUSBメモリーほどで、55×40×12mm。中国のALLNET Chinaが59ドル(約9400円)で販売している。

この種の装置はIP KVMと呼ぶ。操作したいパソコンにHDMIとUSBでつなぐと、その画面がネットワーク越しに見え、キーボードとマウスの操作も送れる。相手のOSが立ち上がらなくても、BIOSの画面から触れるのが利点だ。サーバーラックや実家のパソコンなど、手が届かない場所の面倒を見るために使う。

Linkrのつなぎ方は4通りある。パソコンにUSB-Cで直結する、USB-Cから変換して有線LANにつなぐ、本体をWi-Fiのアクセスポイントにする、家のWi-Fiにつなぐ。現場の事情に合わせて選べる。

管理にはlinkr.nowというブラウザー上の仕組みを使う。専用のソフトを入れずに、同じネットワークにいるLinkrを探して一覧にする。複数台を持っている場合、本体側面のボタンを短く押すと画面上でその1台が光る。どれがどれか分からなくなる問題への答えだ。

映像はHDMIで受け取り、2K・毎秒30フレームまで扱える。電源は操作対象のパソコンからUSB-C経由で取るため、別途アダプターを挿す必要がない。メモリーは256MB、ストレージは16GB。遠隔接続にはTailscaleとの連携も用意する。

うまく動かなくなったときは、側面のボタンを10秒以上押すと工場出荷時に戻る。ネットワーク設定もアカウントもTailscaleの紐づけも消えるため、同社は事前の控えを勧める。

Radxa公式の発表日と日本での取り扱いは公表していない。Wi-Fiを内蔵するため国内で使うには技適が必要だが、その記載も見当たらない。

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