Proxmark3の後継「Proxmark5」が登場、無線対応で3万円台から

RFID Research Groupが、RFID・NFCカードの読み取りや解析に使うオープンソースのリサーチツール「Proxmark5」を、クラウドファンディングのIndiegogoで公開した。2018年に発売し世界で3万台以上が使われた「Proxmark3 RDV4.01」の後継機で、有線のみだった接続を無線化し、UHF帯域への対応など多数の機能を追加している。価格は229ドル(約3万6000円)から、出荷は2026年9月を予定する。

Proxmark3からの最大の変化は2点ある。1点目はワイヤレス対応だ。「ESP32-C2」モジュールを搭載し、Wi-Fi 4とBluetooth 5(LE)でパソコンやスマートフォンと接続できる。Android、iOS、macOS、Windows、Linuxに対応し、Wi-Fi経由での無線リレー操作やリモート使用も可能だ。2点目はFPGAの刷新。GOWINの「GW1N-4」(4608 LUT4)を採用し、HF(高周波)とLF(低周波)の切り替えで毎回ファームウェアを書き換える必要がなくなった。

メインCPUはArterytek製「AT32F435」(288MHz、SRAM 512KB)で、旧アーキテクチャの数倍の性能を持つという。対応周波数はLF帯(125kHz、134kHz、250〜500kHz)とHF帯(13.56MHz)。別売のUHFアドオンモジュールを追加すれば、長距離RFIDや車両アクセスシステムの研究にも対応できる。Proxmark3で問題だったアンテナのブラインドスポット(読み取り死角)も解消した。FPGAコードとESP32-C2ファームウェアはオープンソースで公開予定で、「Flipper Zero」との連携もサポートする。

早割は199ドル(約3万2000円)で2026年7月出荷、通常は229ドルで9月出荷となる。RFIDのペネトレーションテスト(侵入テスト)や研究、電子工作まで幅広い用途に対応する。

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Hands insert a memory card into a small white handheld device with an orange screen and circular orange button labeled 'Clipper'.

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