
ビット・トレード・ワンは2026年5月8日、中国WeAct Studioの日本国内正規代理店として新製品4種の販売を開始した。販売されるのは、高機能デバッガ「WCH LinkE」、Power Delivery/Quick Chargeトリガー機能を備えた「Power Monitor V1」、そして低価格RISC-VマイコンCH32V003の上位互換モデル「CH32V006」を搭載したマイコンボードの3.3V版・5V版の合計4種類だ。同社のオンラインショップ「BTOS」などで本日から順次販売される。
注目はCH32V006を搭載した2種のマイコンボードだ。CH32V006はWCH(沁恒微電子)の低価格RISC-VマイコンCH32V003の上位互換モデルで、FlashROMが16KBから62KBへ、RAMが2KBから8KBへと大幅に増強された。CH32V003の段階で格安マイコンとして個人Maker層や教育用途に広く使われてきたが、CH32V006ではより複雑なプログラムや既存ライブラリの動作余地が広がる。今回ラインアップされたのはI/O電圧の異なる3.3V版(型番WA00036)と5V版(型番WA00035)の2種類で、市場想定売価はいずれも税込390円。
「WCH LinkE」(型番WA00038)はWCH純正のWCH Link-Eと互換性を持つ多機能デバッガで、RISC-V MCUのデバッグに加えてSWDインターフェースを介したArm系MCUのデバッグにも対応する。インターフェースはUSB Type-Cで、2.54mmピッチ等に接続できる10ピン変換ケーブルが付属する。市場想定売価は税込990円。「Power Monitor V1」(型番WA00037)はType-CのPD/QCトリガー機能と高精度電源モニターを統合したモジュールで、INA226で測定した電圧と電流値をディスプレイにリアルタイム表示する。入力5〜36V、最大10Aに対応し、UART通信で測定データを外部から取得することもできる。PPSやAVS(EPR)など最新のPD規格に対応するため、USB-C給電機器の動作確認用途にも使える。市場想定売価は税込1980円。
WeAct Studioはマイクロコントローラボードや開発キットを主軸とする中国メーカーで、ビット・トレード・ワンは今後もラインアップを拡充する方針だ。

