ラズパイCM5にOSを自動書き込み、9万6000円の公式治具でIOボードが不要に

Raspberry Piが、組み込み向けモジュール「Raspberry Pi Compute Module 5」にOSとセキュリティ設定を書き込む専用治具「Raspberry Pi Compute Module 5 Programming Jig」を発売した。価格は600ドル(約9万6000円)で、同社の正規販売代理店から注文できる。モジュールを差し込んでクランプを閉じれば書き込みが始まり、あとはステータスLEDが終了を知らせるまで待つ。

製品を1台作るところまでこぎ着けても、次の1000台をどう作るかは別の問題になる、というのが同社の説明だ。Compute Module 5は基板単体で出荷されるため、これまでOSを書き込むにはIOボードを別に用意し、配線して設定手順を踏む必要があった。今回の治具はポゴピンでモジュールに直接触れる構造で、IOボードを挟まずに済ませる。書き込むのは1台ずつだ。

自動化できるのは、セキュアブートの設定、ディスク全体の暗号化、素のOSのインストールまで。土台には同社のOS構築ツールrpi-image-genと、書き込みを自動化するソフトウェアrpi-sb-provisionerを使う。治具自体もRaspberry Pi OSで動いており、書き込みツールのRaspberry Pi Imagerで中身を書き換えられる。直近のv2.0.11でCompute Module向けの書き込み機能が正式版に上がったため、Wi-Fiやセキュリティ、ユーザー設定を自分の要件に合わせて作り込める。

背面にはEthernetポートが2つ並ぶ。1つは治具をネットワークにつなぐためのもので、もう1つは書き込む対象のモジュール用に使う。両方を同じネットワークにつなぐと転送が速くなる。ほかに治具のソフトウェアを手動で更新するUSB-C入力と、治具用とモジュール用のLEDを1つずつ備える。ネットワークはWi-Fiでもつなげる。電源は12Vで、電源アダプターは付属する。対応するのはCompute Module 5だけで、旧世代のCompute Module 4では使えない。

関連情報

Introducing the Raspberry Pi Compute Module 5 Programming Jig(Raspberry Pi)

Raspberry Pi Compute Module 5 Programming Jig(Raspberry Pi)

fabsceneの更新情報はXで配信中です

この記事の感想・意見をSNSで共有しよう
  • URLをコピーしました!

最新記事

YouTube / PodCast

【PR】読んで役立つ注目記事

目次