
ugoは2026年10月20日、工場やデータセンターの設備を見回る点検ロボット「ugo mini」の次世代モデル「ugo mini G2」を発表し、先行受付を始めた。11月24日から順次提供する。高所や遠くの小さな計器を撮影できる光学ズームカメラに対応し、ガラス面を検知する超音波センサーを加えた。同社は、点検の省人化に加え、設備の異常や故障を事前に防ぐ予知保全につなげるとしている。
ugo miniは、自律走行しながら設備のメーターなどを撮影し、AIで値を読み取る点検ロボットだ。2025年1月に販売を始め、半導体工場や自動車工場、発電所や水処理施設、データセンターで使われている。同社によると、発売から約1年で累計出荷台数は100台を超えた。製品ページによると、カメラを載せた伸縮式のポールで高さ186cmまで撮影位置を上げられる。周囲の状況は3D LiDAR(レーザー光で周囲の距離を測るセンサー)で把握する。ugoは2018年設立のロボット企業で、国産のAIロボット「ugo」シリーズと、ロボットの統合管理基盤を開発している。
G2では、従来の4Kカメラに加えて光学ズームカメラを使えるようにした。小型のメーターや、高い所や離れた場所にある計器を撮影するためのもので、有料オプションとして提供する予定だ。超音波センサーは、3D LiDARでは検知しにくいガラス面を捉え、屋内を走る際の安全性を高める。ただし、超音波センサーを使った走行の安全機能は、2027年以降の基本ソフトの更新で提供するとしている。
本体上部のケースには、USB PD(USBで大きな電力を供給する規格)のポートを増やした。エッジAIの処理装置やセンサーを後から取り付けられる。製造には国内のEMS(電子機器の受託製造サービス)を使い、複数の拠点に複数台を導入する顧客にも対応できる量産体制を整えたという。
同時に、ロボットを一括管理するソフト「ugo Platform」も機能を広げる。現場の状況から判断や提案をするAIエージェント機能でエラー対応や設定の手間を減らすほか、ugo miniの点検データと施設内の設備データをまとめて表示するダッシュボード、複数台の稼働状況を地図上で確認する機能を加える。

