
xToolが、卓上プリンター「O1 Omni」を発表した。紫外線で硬化するインクを使うUV印刷と、布に刷るアパレル印刷の両方に対応し、アクリルや木、ガラス、金属、布など、さまざまな素材に1台で印刷できる。出荷は2026年8月からを見込む。
UVプリンターは、インクに紫外線を当ててその場で固める方式で、平らな紙以外の硬い素材にも印刷できる。O1 Omniは、UV用と布用の2つの専用プリントヘッドを積み、硬い物にも服にも刷り分けられる点を売りにする。同社はこれを「4-in-1」と呼ぶ。
用途に応じて3つのモデルがある。硬い素材への印刷に絞った入門向けの「Single UV」、蛍光色などの凝った表現に対応する「Dual-Head UV」、硬い素材とアパレルの両方を1台でこなす「UV + DT Fabric」だ。プリントヘッドにはEpson F1080を使い、解像度は720×1440dpi。厚さ最大7mmまで盛り上げて印刷でき、立体的な手触りを出せる。
印刷の表現も幅広い。見る角度で絵柄が変わるレンチキュラー、紫外線で光る蛍光色、金や銀の箔押しといった効果に対応する。位置合わせには、独自のビジョンシステム「Pixel-Scan」を積み、±0.2mmの精度で狙った場所に刷れる。曲面や凸凹のある物には、水に強いUV DTFの転写シールで印刷できる。
布への印刷は、綿に直接刷るDTGと、転写するDTFの2通り。OEKO-TEX認証のインクを使い、50回以上洗っても色が保つとしている。macOSとWindowsに対応し、遠隔で清掃や操作ができるアプリも備える。
xToolのレーザー加工機と同じソフトでつなげば、1つのデザインを分担できる。色はO1 Omniが刷り、輪郭はレーザーで切る、といった連係だ。現在は50ドル(約8100円)のデポジットで予約でき、この金額は最終的な購入額に充てられる。予約特典として、459ドル(約7万4000円)相当の治具やインククーポンなどが付く。

