Wi-Fi 6対応の小型AIoT基板「ESP32P4C61-TINY」が登場

中国のハードウェア企業Wireless-Tagが、ESP32-P4とESP32-C61という2つのチップを1枚に載せた小型の開発ボード「ESP32P4C61-TINY」を、クラウドファンディングのKickstarterで公開した。AI処理とIoTを組み合わせた用途(AIoT)に向けたオープンソースのボードで、出荷は2026年7月を見込む。

特徴は、役割の異なる2つのチップを組み合わせた構成だ。Espressifの「ESP32-P4」は無線機能を持たないが処理性能が高く、画像のような重い処理を担う。もう一方の「ESP32-C61」はWi-Fi 6とBluetoothに対応し、通信を受け持つ。これにより、1枚で高い処理性能と新しい世代の無線通信の両方をまかなう。

想定する用途は、AIを使った画像認識の機器やスマート端末、個人の電子工作、エッジ側のセンサーシステムだ。支援者に届くセットには、本体に加え、2.8インチで解像度640×480のMIPI接続ディスプレイ、MIPI接続のカメラ、ピンヘッダー、FPCアンテナ、USB Type-Cケーブルが含まれる。カメラと画面がそろい、手元で画像を扱う用途にそのまま取りかかれる。

開発には、Espressif公式の開発環境「ESP-IDF」と、リアルタイムOSのFreeRTOSを使う。Espressifの既存のツールやライブラリをそのまま生かせるため、ふだんESP32を扱う開発者なら取りかかりやすい。基板は小型で、左右にピンヘッダーを備え、ほかの回路と組み合わせて拡張できる。

価格は通常81.5ドル(約1万3000円)で、Kickstarterの早期支援では約40ドル(約6300円)からの割引枠が用意されている。送料と税は別で、世界各国へ発送する。出荷開始は2026年7月の予定だ。

関連情報

Wireless-Tag module on a black circuit board outlined in yellow; shows dimensions 69 mm by 33 mm and the label WT01P461-S1 Wireless-Tag.

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