
自作キーボード専門店の遊舎工房が、中国のキーボードコミュニティであるzFrontierと共同で、キーボードの展示即売イベント「TOKYO KEYBOARD EXPO 2026」を2026年9月23日に開催する。会場は東京流通センター 第2展示場 Fホールで、11時から16時30分まで開く。国内外の86ブランドが出展し、完成品から自作向けのパーツまでを手に取って比べられる。チケットは2026年8月22日から遊舎工房の店舗と通信販売で発売し、価格は前売1000円、当日1500円(いずれも税込)だ。
キーボードを入力機器としてだけでなく、打鍵感や打鍵音、キー配列、デザインを好みで選ぶ対象として扱う楽しみ方が広がっている。一方で、海外ブランドや個人の作り手の製品はオンライン販売が中心のものも多く、実物を触って比べる機会は限られる。遊舎工房とzFrontierは、その機会をつくる狙いで2025年9月に第1回を開いた。
第1回の会場は秋葉原UDXアキバ・スクエアで、当初1000枚を見込んでいたチケットは2000枚が完売し、国内外50を超えるブランドと作り手が参加した。ただ、来場者からは混雑で全てのブースを回りきれなかったという声も寄せられた。2回目は会場を東京流通センターへ移し、出展ブランドも86社に増える。会場には完成キーボードのほか、自作向けの基板やケース、キースイッチ、キーキャップ、個人の作り手によるカスタム作品などが並ぶ。
開催に合わせて、電子工作キット「エレキット」を展開するイーケイジャパンが、自作キーボードキットの新製品「STEEPLECORE」を開催と同じ2026年9月23日に発売する。イーケイジャパンと遊舎工房は、ともに嘉穂無線ホールディングスのグループ企業だ。STEEPLECOREは左右に分かれた40%サイズで、数字や記号のキーを省いてキーの数を絞る。有線と無線の両方に対応し、マウス代わりの操作部はトラックボールとトラックパッドから選べる。トラックボールセットとトラックパッドセットの2種類を用意し、価格はオープン価格だ。エレキット公式オンラインショップと嘉穂無線グループの各店などで扱う。
STEEPLECOREは一般販売に先立って会場で売り出す。2026年3月28日に発売し、イーケイジャパンによると即完売した左右分割キーボードキット「双掌(SO-SHO)」も、イベント特別価格で並ぶ。ブースでは両製品のハンズオン展示も用意する。
双掌は左右合わせて44キーの40%サイズで、指の長さに合わせてキーの列を縦にずらしたカラムスタッガード配列を採る。34mmのトラックボール、40mmの薄型トラックパッド、機能を持たないカバーが同梱され、左右どちらの手側にも取り付けられる。無線化にはSeeed Studioのマイコンボード「XIAO nRF52840 Plus」を2個別に用意する必要があり、はんだ付けが要るのはこの取り付けだけだ。
イーケイジャパンは、STEEPLECOREの詳しい仕様を発売に先立ってエレキットのWebサイトで順次公開する予定だ。

