スマホの画面をE-inkに映す読書端末「InkCard」、材料費は約5700円

電子書籍を読むだけなら、スマホでも足りる。ただ、目が疲れにくいE-inkの画面で、なるべく安く、持ち歩きやすい端末がほしい。そんな発想から、開発者のIrony95氏が、スマホの画面をそのまま映すE-inkカード「InkCard」を作った。

InkCardは、カード型のE-inkディスプレイだ。スマホとはBluetooth Low Energy(BLE)でつながり、スマホ側に表示した文書や電子書籍、Webページを、手元のE-ink画面に映す。表示はスマホ任せにして、カード側は画面を映すことに徹する。文字を読むときの、目に優しい表示を安く持ち歩けるようにする狙いだ。

特徴は、とにかく安く作ることに振り切った点にある。製作者によると、材料費はおよそ35ドル(約5700円)で、まとめて作ればさらに下げられるという。電源は、モバイルバッテリーや、スマホのワイヤレス給電からも取れるよう、ワイヤレス受電に対応する。基板(PCB)と3Dプリント用のケース、ファームウェアはGitHubで公開されており、ライセンスはMITだ。マイコンにはESP32を使い、ファームウェアはC++で書かれている。

ただし、これはまだプロトタイプで、開発途上にある。製作者自身、電子工作やアプリ開発に慣れていて、自分で手を動かして調整できる人でなければ、製作は勧めないと断っている。今のところスマホ側のアプリはAndroid用のみで、iOS版は作れるかどうかも分からないという。将来は、タッチ操作やバッテリーを備えた版も検討しているとのことだ。安く目に優しい読書端末を自分で組んでみたい人にとって、参考になる作り方だろう。

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Two smartphones held side by side showing Wikipedia article pages on their screens, one with a map image and green header reading 'From today's featured article'.

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