ラズパイとLED2個でテラリウムに昼夜と月齢を再現「Raspberrarium」

観葉植物用のテラリウムに人工照明を組み込む例は珍しくないが、その多くはタイマーで点けたり消したりするだけで、太陽の動きや月の満ち欠けまで連動させたものは多くない。GitHubユーザーのmommotti氏が公開した「Raspberrarium」は、Raspberry Pi 3B+とフルカラーLED2個で、瓶の中に1日の光のサイクルと月相を再現する照明システムだ。プロジェクト名はraspberryとterrariumをかけ合わせた造語で、コードはすべてPythonで書かれている。

ハードウェア構成は単純で、Raspberry PiのGPIOにWS2812 LED2個を直結するだけ。3.3Vまたは5V電源、GND、データ用GPIOの3本で動作する。LED 0を左、LED 1を右に割り当て、月の満ち欠けに対応させた。上弦は右側、下弦は左側を明るくし、満月は両方点灯、新月は消灯。2灯だけで月相を表現する割り切った設計だ。

昼の色温度は10秒間隔で再計算され、24時間を分単位の滑らかな遷移として描く。日の出・日没・月齢の天文計算はPython用の astral ライブラリーが担い、設定は .env に緯度経度とタイムゾーン(IANA形式)を書くだけで済む。LEDの輝度は3段階で切り替えでき、--silent オプションを付ければコンソールログを抑制できる。

物理的な組み立て、瓶やフタ、土の積層、LEDの取り付けと拡散などは別の専用サイトで写真付きで紹介されている。systemd のサービスファイルを使えば起動時の自動実行とクラッシュ時の再起動も組める。LEDが左右逆になる南半球向けには「瓶ごと回転させてくれ」と素っ気なく案内する。サンプル機の瓶は直径80mm、高さ130mm程度のミニサイズで、手のひらに収まるスケール感のものづくりだ。

関連情報

Glass jar terrarium with small plants inside, black lid, and a cable feeding light from above left in a dimly lit setup.

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