ラズパイ5の停電対策ボード「UPS Scap 5V5A」、Geekwormが販売

Geekwormは、Raspberry Pi 5用の停電対策ボード「UPS Scap 5V5A」を同社のオンラインストアで販売している。外部からの電源が途切れたとき、データを保存して安全にシャットダウンするまでの時間を稼ぐ。

電気をためる部品には、電池ではなくスーパーキャパシターを使う。電気を素早くためて放出できる大容量のコンデンサーで、容量は22F、60F、100Fの3種類から選べる。100F版の充電にかかる時間は約15分だ。動作モードは、パフォーマンスモードと長時間モードの2つを用意する。

持ちこたえる時間は、ラズパイ側が使う電流で変わる。5V・5Aで使い切る場合、22F版は約3秒、60F版は約5.5秒、100F版は約9秒持つ。100F版は1Aなら88〜101秒、消費を0.5Aに抑える長時間モードでは3分31秒持つ。

停電は、ラズパイのGPIO26の電圧で知らせる。外部電源があるときは3.3V、なくなると0Vになる。基板上のINA219チップでキャパシターの電圧と充放電の電流を測り、I2C経由でラズパイから読み出せる。ただし、ボードが電気を送り続けるだけではOSは止まらない。自動でシャットダウンさせるには、ラズパイ側にソフトウェアを入れる必要があると同社のWikiは注意している。

入力は9〜24VのDCジャックか、12VのUSB PD(30W以上を推奨)で受ける。出力はUSB-CとUSB-Aの2口で、合わせて5V・5Aまで。USB-C出力は、Raspberry Pi 5が求める5V・5Aの給電の取り決め(PD)に対応し、電圧不足でラズパイが処理速度を落とすのを防ぐ。基板は85×56mmで、ポゴピン(ばね入りの接点)でラズパイ5に接続し、高さ9mmと18mmの支柱で上下に重ねる。USB-C同士をつなぐ変換基板も付く。

同社は用途として、家庭のサーバーや産業用IoTゲートウェイ、画面をつながず遠隔で運用する機器を挙げている。キャパシターの端子を短絡させた場合の故障は保証の対象外で、保管する前には専用のボタンで放電するよう求めている。ストアでの表示価格は44.90ドル(約7100円)で、同社のオンラインストアで購入できる。

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