M5Stack、ラズパイ搭載のカードサイズLinux端末「CardputerZero」のクラファン開始

M5Stackが、Raspberry Pi Compute Module 0(CM0)を搭載した、クレジットカードサイズのポケットLinuxコンピュータ「CardputerZero」をKickstarterで公開した。46キーのキーボードと1.9インチの画面、バッテリーを本体に収め、手のひらでLinuxを動かせる端末だ。

心臓部のRaspberry Pi CM0は、Broadcomのクアッドコアチップ(1GHz)と512MBのメモリを備える。本体には1.9インチのLCDとHDMI出力、800万画素のカメラ、Wi-FiとBluetooth、10/100Mのイーサネット、赤外線の送受信を載せる。大きさは84×54mmで、厚さは23.1mm。手のひらに収まる小ささながら、パソコンに近い入出力をひととおりそろえている。

使い方は幅広い。SSHでサーバーにつないだり、PythonやGit、Vimを動かしたりと、ポケットに収まるLinux環境として持ち歩ける。M5Stackのエコシステムと連携し、Groveや各種モジュールをSPI、I2C、UART、USB、GPIOで接続して拡張できる点も特徴で、100種類以上のM5モジュールに対応する。レトロゲームやメディア再生、LoRaを使ったオフグリッド通信、電波の信号解析といったセキュリティ学習まで、用途は多岐にわたる。専用ストアからアプリやコミュニティ製のファームウェアを、PCにつながず本体だけで切り替えられる。

価格は、数量限定の超早割で89ドル(約1万4000円)からとなる。想定価格は149ドル(約2万4000円)としている。カメラやIMU(姿勢を測るセンサー)を省いた下位モデル「CardputerZero Lite」は、超早割59ドル(約9400円)から用意する。出荷は2026年11月を予定する。なお、仕様は暫定で、発売前に確定するとしている。Cardputerシリーズは2023年から続いており、今回の新モデルでLinuxベースの開発へと広がった。

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