古いiPadをHome Assistant連携のフォトフレームに、初代でも動く

引き出しの奥で眠っている古いiPadは、たいてい最新のアプリが動かない。かといって捨てるには惜しい。emo546氏は、そこにブラウザーさえ動けば十分な用途を与えた。Home Assistantと組み合わせて、デジタルフォトフレームに変える「SnapFrame」を作り、MITライセンスで公開している。

仕組みは単純だ。Home Assistantのサーバー上にある写真フォルダーへタブレットをつなぎ、全画面のスライドショーとして映す。写真は自宅のネットワークに置いたままでよく、外部のクラウドサービスに預ける必要がない。同氏は、家族の写真を映しながら表示をHome Assistantから操作したかったのが動機だと書いている。

古い端末で動く理由は、専用アプリを使わないところにある。SnapFrameはHome Assistantのアドオンとして動き、ローカルのHTTPサーバーとして写真を配る。タブレット側はそこへブラウザーでつなぐだけだ。同氏はコメントで、自分が使っているのは初代のiPadだと明かしている。ほとんどのアプリに対応しなくなった端末だが、Safariが動けば表示に使えるという。

写真の扱いにも手が入っている。iPhoneで撮ったHEICやHEIF形式の写真を自動でJPGに変換するため、変換作業を挟まずに放り込める。アルバムに分けて整理でき、EXIFに記録された撮影日やGPS情報も表示できる。表示の言語も切り替えられる。

Home Assistantと組み合わせたときに幅が広がる。夜になったらナイトモードに切り替える、人の動きを検知したら画面を起こして天気を映してから写真に戻る、帰宅を検知して表示をつける。こうした動作は、利用者がHome Assistant側の自動化として自分で組む。

写真の受け渡しにはSamba/CIFSの共有フォルダーを使う。Home Assistantのアドオンストアにリポジトリを追加してインストールし、写真の共有先を設定すれば動き始める。

同氏は開発を続けており、Home Assistantから操作できる範囲を広げること、表示モードを増やすこと、タブレットの電源管理を改善すること、対応端末を広げることを今後の課題に挙げている。投稿には、古いタブレットのバッテリーが発火の危険をはらむのではないかという指摘も寄せられた。同氏は、古いiPadにも過充電に対する基本的な保護はあるはずだとしつつ、タイマー付きのコンセントを使う案に同意している。引き出しで眠っている端末に用途を与えたい人には、試す価値のある作りだろう。

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