
Zigbeeを策定するConnectivity Standards Alliance(CSA)が、拡張規格「Suzi」の製品認証を2026年9月2日に開始した。認証を受けた機器は、規格に沿って相互に接続できる。
Suziは、Zigbeeが従来使ってきた2.4GHz帯の外へ通信を広げる仕組みだ。動作する周波数帯は欧州が800MHz、北米が900MHzになる。周波数が低いほど電波は遠くまで届き、障害物にも強い。CSAが対象に挙げるのは、建物どうしをまたぐ配置や広い敷地、屋外や産業設備といった、2.4GHzでは届かない範囲だ。
2.4GHz版を置き換えるものではない。既存のZigbeeネットワークと並んで動く拡張であり、用途に応じてどちらの帯域を使うかを選べる。2つの帯域をまたぐブリッジ機器もZigbeeが支えるため、システム全体を作り替えずに済む。
導入の壁を下げる工夫もある。すでにサブGHzの無線を積んでいる機器なら、ハードウェアを大きく設計し直さずにSuziの機能を有効にできるとCSAは説明する。これまでの投資を守りながら対応範囲を広げられる。
認証はCSAが従来から運用してきた枠組みの上に載る。取得するにはCSAの会員になる必要がある。CSAによると、認証を通せば製造側は市場投入までの時間を短縮でき、標準に基づいた環境の中で互換性を保てる。
リリースには日本の920MHz帯への言及がない。国内で使う際の周波数の割り当てや電波法上の扱いは示されていない。認証にかかる費用と、対応製品が市場に出る時期も公表していない。

