Slant 3D、15種の無料3Dモデル作成ツールを公開 そのまま造形を注文

3Dプリントの受託造形を手がけるSlant 3Dは、ブラウザー上で3Dモデルを作り、そのまま造形を注文できるWebサイト「SlantTools」を公開した。用意したツールは15種類で、CADを使わずに、数値を入れたり写真を撮ったりするだけで形状を作れる。同社はツール群を「無料の3Dデザインツール」としている。公開日はサイトに記載がなく、海外の3Dプリント専門メディアFabbalooが2026年10月15日に報じた。

ツールは用途ごとに分かれている。基板を固定する柱とねじ止めのふたが付く電子工作用のケース、寸法を指定する箱、LEGOと互換のブロック、車輪・プーリー・歯車のほか、20種類のフォントから選べる立体文字、曲線で輪郭を決める花瓶、写真や絵から作るクッキー型、写真を透かして見せる明かり(リトフェイン)、文字を浮き出させた円形のメダル、角すいか球の突起を並べた大型のマッサージローラーなどがある。立方体を積んだり削ったりして自由な形を作るツールも2つそろえた。歯数を指定して平歯車を作るツールと、手持ちのSTLデータを読み込む機能は準備中だ。

工具や小物を整理する収納規格「Gridfinity」には2つのツールで対応する。その1つでは、42mm単位で幅と奥行き、7mm単位で高さを指定する。大きな箱は、造形サイズの220mmに収まる大きさに自動で分ける。もう1つは、規格どおりの42mm格子の箱を作る。試験提供の「M18 Packout」は、米Milwaukeeの工具箱に入れる中敷きのデータを作る。中敷きの厚さと、六角ビットのホルダーや小物入れのカップを付けるかどうかを選び、手工具の写真を撮ると、その形に合わせたくぼみを切ってくれる。同社はMilwaukeeとは関係がないとし、寸法は推定値なので先に試し刷りするよう求めている。

各ツールはSlant 3DのAPIにつながっていて、モデルを作るとその場で造形の価格が表示される。サインインすれば同社の造形工場に造形を注文でき、数日で届くとサイトは説明する。作ったデータは「Save File」から保存できる。使えるフィラメントの種類と色、配送先の国は、サイトに記載がない。

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